つまり、ファイリングシステム構築の最大の目的は、電子データ探しの作業の効率化することで、サクサク検索・作業ができる、保存ができるようにするということになります。
また、電子データ移管の容易化・効率化することで、不要なフォルダを作らない、残さないようにします。
(1)現状の電子データの管理状況を把握して、新たに作成する管理基準・ルールに「反映」する
何も管理されていないか?/個人任せの管理になっていないか? など
(2)運用状況を把握して、運用上の問題を明確にする
ルールはある(実際にほとんどの企業はないと思われる)がわかりにくい/知らない など
【調査項目例】
・ファイル名の付け方
・フォルダの作り方
・最新版の識別方法 ・・・・・・・・・ など
不要なデータを整理(削除)して、サーバなどの空き容量を確保する
※紙書類では実際に“置場”が発生するため、物理的な問題点としては見える化しやすいが、電子データは見える化しづらい
【具体的手順】
・整理(削除)前のデータ容量の確認
・即廃棄基準の設定・・・・・・・・ など
どのレベルまでシステムを確立するのかを明確にする
【対象範囲のレベルの例】
・全社サーバ(クラウド)
・部門サーバ(クラウド)
・サーバ内の個人の領域
・個人のパソコン ・・・・・・・・・ など
※システムを確立し、ルールを定着化させる上で、“個人のパソコン”内のフォルダ・ファイル管理は極力縮小させるといった方法もあります。
その場合はサーバ内に個人にしかアクセスができない領域をしっかりと設け、運用していく必要があります。